川栄李奈さんの、「AZUMI」

何度かの推敲を経て、「AZUMI」の台本を書き上げたのはもう2ヶ月近く前になります。
それから、他の舞台の本番や稽古が重なり、「AZUMI」の方は稽古場にも足を運べず、本番の舞台にもなかなか行けずにいましたが…本日先ほど、ようやく観てきました!

いやもう…びっくりです。

演出の岡村さんは稽古の現場でどんどん芝居を作り変えていく人なので、僕自身、台本がどういう形で上演されるのか、まったくわからずに行ったわけですが、とにかく舞台上の熱量にびっくりです。
あずみも、竜馬も、駿介も…もちろん舞台上にいるすべての方たちが、全力でぶつかり合っていました。

書き手として、こんな光栄なことはないですね。

しかし何と言っても、あずみ役の川栄李奈さんには、とにかく驚かされました。

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「生涯」という作品

本稽古が始まって、3週間が経とうとしています。5月に1週間、8月に1週間プレ稽古をしていますので、全部で5週間ですか。毎回毎回、作っては壊しの毎日です。

つかこうへいが登場し、演劇界を変えたのが70〜80年代。一度演劇活動を辞め、また再開してプロデュース公演を次々に行っていたのが90年代。そして僕らが北区つかこうへい劇団を結成し、後進の育成に注力したのが2000年代。僕らがつかさんと一緒にいたのは、この2000年代だけです。

今まで見たことのない、つかこうへい初期の作品。実際、この「生涯」という作品は、たった一度しか上演記録がなく、しかもつかさんの演出は一度もないということもあって、往年のつかファンでもこの作品を見たことのある人は少ないのではないでしょうか?存在すら知らない人も多いでしょう。

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でも、おもしろい。
いや、こんなにおもしろいのは久しぶりだというくらい、おもしろい。

くだらない言葉に大笑いしたかと思うと、強烈な言葉が胸に突き刺さってくる。一筋縄ではいかないセリフの応酬。不条理な展開と、だからこそ描き出される真実…。

ああ、これこそ、つかこうへいの作品だ、と実感しています。

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